ユーザーインターフェースは最小限に

 きじねこソフトウェアでは、本当に必要な最小限のユーザーインタフェースしか提供しないことで破格の料金を実現しています。自分だけが使うシンプルなツールの場合、見栄えのよさもいらなければ、細かな設定が必要なこともほとんどないからです。

■ ユーザーインターフェースは開発費が跳ね上がる大きな要因

 それだけということはありませんが、凝ったユーザーインターフェースというのは、開発費をどんどん高くする大きな要因になっています。ユーザーインターフェースを作ること自体は、他の要素に比べて特別大変というわけではありません。しかし、素人がいろいろ意見を言いやすい部分でもあり、ユーザーインターフェースに凝りだすと際限のない試行錯誤が必要になってきます。

 理想をいえば、実際の制作に着手する前に、仕様を完全に決めてしまうべきなのです。しかし、複雑なソフトウェアになればなるほど、現実問題としてそれは難しく、とくにユーザーインターフェースについては、実際に触ってみなければ良し悪しを判断できないということも多々あります。結果として手戻りが多数発生し、開発費がかさみます。

 それでも、実際にかかった工数をもとに清算するのであればまだよいのです。多くのお客様は、最終的にいくらかかるかわからない実績値による清算を望みません。だとすると、開発する側としては、採算割れを避けるために、十分な余裕を見て見積もりを出さざるを得なくなります。

■ 最小限のユーザーインターフェースとは?

 きじねこソフトウェアで制作するソフトウェアの多くは、プログラムのアイコンを単にダブルクリックするだけ、または、データファイルを単にドラッグ&ドロップするだけのユーザーインターフェースしか備えていません。コマンドラインに抵抗のないお客様の場合は、もう少し複雑なユーザーインターフェースも作れますが、多くは先ほど挙げた2種類のうちのどちらかです。

 凝った設定画面はありませんので、お客様の環境にあわせて、決め打ちの設定を埋め込むことがほとんどです。また、編集画面もありませんので、外部のソフトウェア、例えばテキストエディタやエクセルなどでデータファイルを編集し、それを入力することで対応します。

 このように、何の愛想もないプログラムになりますが、無駄に多くの機能がついているより使いやすいはずです。複数のユーザーや複数の環境で使う場合には、設定画面を作るか、それぞれに対応したプログラムを個別に制作する必要があります。数種類の環境に対応するのであれば、設定画面を作るより、個別に制作した方が安く上がります。